さて、前回から少々間が空きました。
その間、時間の合間を縫って、2017年の小樽文学館「芝居小屋・演芸館・映画館展」の際の保存資料を見返しておりましたら、〈第三回音羽家演劇同好会春季大会〉のプログラムのコピーが出て参りました。折角ですので、お話の流れは前後しますが、大会で実際にどんな演目が掛けられたのか、ここにご紹介しておきましょう。
実は、上記展覧会に展示もされたこのプログラムですが、このたび丁寧に見直してみるまで、私自身、何となく、演劇同好会の大会は一回につき一演目だったような錯覚をしていたのでした。
ところが、何と。それはトンでもない勘違いだったのです!
初日の順序
一 慶安太平記 堀端の場 一幕
二 傾城恋飛脚 新口村の場 一幕
三 曽我物語 敷皮問答の場 一幕
四 菅原伝授手習鑑 松王下屋敷の場 一幕
五 本朝二十四孝 十種香より狐火迄(まで) 二場
六 忠臣蔵三段目 刃傷より道行迄 二場
七 艶姿女舞衣 三勝半七酒屋の場 一幕
八 白波五人男 浜松屋より勢揃迄 二場